神はサイコロを振らない


日本テレビ系ドラマ『神はサイコロを振らない』を語る、今日の朝日新聞のコラム『観流06』から引用。

この10年はのっぺりしていて変わってないように見えるが、実は確かに変わったものがあるとのメッセージだろうか。

ひたひたと静かに変容していったこの10年を描きたい。

この距離感は、90年代に10年前を振り返る感じとは全く違うという。
ケータイやメールの浸透もさることながら、終身雇用や年功序列が崩壊し、将来を「なんとかなる」と思えなくなって何かが変わりはじめたと指摘する。


このドラマ、カミさんが見てるのをちらちらと見て、
”要するに個人の10年の変わり様と向き合う姿を描いてるのね。なるほど。”
くらいにしか思わなくって、真剣に見てませんでした。


へぇ。時代の移り変わりも描こうとしてたのね。
今度から真剣に見てみよう。


それにしても、ドラマ製作者の思いもさることながら、このコラムの記者が感じてる
1996-2006までの変化ってやつに同意。
もしかして、ただ同年代の人の雑感なのかもしれませんけど。


仕事というかソフトウェア技術の面でも1996年をよく思いだすんですよねぇ。
Javaのプログラム始めたなぁ”とか、
GoFデザインパターン本が出たよなぁ”とか、
SlackWare Linux96で初めてLinuxBox構築したよなぁ”とか、
”初めてインターネットプロバイダに入ったよなぁ”とか、
”Rational Roseはフロッピー3枚組みだったよなぁ”とかとか。


コンピュータの世界でも静かなエポックが始まった年だったのかもしれません。