失踪日記
- 作者: 吾妻ひでお
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: コミック
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部類としてはいちおうギャグマンガなんだろうけど、冷静に考えるとすごく怖いコマがある。
雑木林で自殺しようとしたり、アルコール依存症のために幻想を見ちゃったり。
たぶんそんな、”ネタで浮浪者したんじゃないの?”などとは微塵も疑わせない、
本気の失踪、本気の逃亡にスゴみを感じるから面白いんだろう。
こういう、社会を捨てる話ってある意味、癒される。
社会を捨てるということでは出家も似たようなもんだろう。
こっちの、出家した経験を綴った著者はこう語る。
- 作者: 野々村馨
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/07/30
- メディア: 文庫
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生きるということは、何も特別なことではなく、突き詰めると、食べることと排泄することだとも言える。
最近、多くの人がそうだろうけど、”人生に何か付加価値を付けねば”って思い込みすぎてんじゃね?
こんな時代だから、こんなマンガがウケて、手塚大賞取っちゃったりするのかも。
それにしても、失踪って…魅惑的なコトバである。