職種としてのプロジェクトリーダー=IT監督?

今度の仕事も役割としてはプロジェクトリーダーらしい。
プロジェクトリーダーと言われて、もう6〜7年やってきてるので、
自分の中では、役割というより既に職種に近い思いでやってる。


昔は「SE(システムエンジニア)です」と言ってりゃすんだが、
最近はどうも世の中複雑になってきてるらしく、「ITSSで言うと何ですか?」と問われたりする。
http://allabout.co.jp/career/swengineer/closeup/CU20021229A/


じゃあ、アプリケーションスペシャリストかなぁ、と思うけど、
たいてい”基盤チーム”とか”アーキテクチャチーム”とかを任されたりして、業務への理解は浅い。
じゃあ、ITアーキテクトかなぁ、と思い直すが、かなりの時間をQCDやリソースの管理に汲々としてたり、
顧客への説明責任に追われてたりする。


結局、落ち着いた先は、

(プロジェクトマネジメント+ITアーキテクト+アプリケーションスペシャリスト)/3

というとこだけど、イメージとしてはまったくもって取り留めがない。
やっぱ、”職種としてのプロジェクトリーダー”、それでいいのかも。


あと、近いイメージは…”監督”かな。
”現場監督”、”野球監督”、”映画監督(Wikipediaの定義)”、やってることはそんな感じか。
でも、それほどたいそうなものでもなく、テレビシリーズにおける”演出家(Wikipediaの定義)”とか?
しかも、Wikipediaの定義で言うところの、”アニメにおける演出家”。
あ、これは近いかも。

企画や脚本(要求仕様、ユースケース)を受けて、絵コンテ(基本設計、機能設計)を書き、メンバーの原画(詳細設計)や動画(コード)にあれやこれや注文をつけ、チェック(テスト)する。しかも、元が作画(技術)あがりなもんだから、キャラクター設定(アーキテクチャ)にこだわってみたり、ダメな動画を見ると、”ええい、貸せ!”と自分で修正(リファクタリング?)しちゃうことも。けど、あくまで芸術家(コンサル?科学者?)ではないので、スポンサー(顧客)への責任を忘れちゃいかんと考えてる現実派。

と、こんな監督(プロジェクトリーダー)像を思い描くと、今の商売もわりかし面白くなってくる。
でも、監督が現場の一線を離れるとプロデューサー(プロジェクトマネージャ)になったりすること多いような…。
プロデューサーか。
うーん、今は、味気なさそうな職種にしか思えない。