ソフトウェア見積り

厳しい仕事が終わり、やっと他の事考えられそう。
去年後半の痛手から立ち直るのはしばらくかかりそうだけど、復活します。

ソフトウェア見積り

ソフトウェア見積り

ということで、またもや見積りのお仕事が降ってきたので、今日は見積りのお勉強。
なんだか、1年に1冊はこの手の本を買ってる気がする。
去年は『初めて学ぶソフトウエアメトリクス~プロジェクト見積もりのためのデータの導き方』だったな。
そして、たいていは身についたかどうかよく分からないまま、見積もったプロジェクトの数だけは増えてゆくという…。
まぁ、いいや。


この本ですが、なぜに『コードコンプリート』の著者が見積りを?と、まず驚いたので買ってみました。
まだ1/3ほどしか読んでないですが、いいですよ、これ。
おなじみ(?)、ケイパー・ジョーンズ、バリー・ベーム、ローレンス・H・パトナムの見積り御三家w
に比べて、グッとくだけた調子でぐいぐいと読み進められます。


過少見積りと過大見積りの話は面白かった。
要するに、過大見積りはいくら不利益になっても、過大見積りした分しか不利益にならないが、
過少見積りによる不利益は、失敗したときは過大見積りしたときより大きいし、その予測もできない、と。
経験的にみんな知っていても、こういうことをはっきり言った人っていなかった気がするけど、どうだろう。


”サイエンスとしての見積りより、アートとしての見積り”って言ってるくらいで、この人の根はきっと職人さんなんだな。
百姓ってのは百の仕事をするから百姓なんだ、と言うけど、ソフトウェアエンジニアも
百姓の名に値するほど、多様な仕事をこなさなきゃならないわけで。
そういった意味で、マコネルのような人が見積もりに興味を持つのも自然なことなんだろう。


見積りもSEのたしなみの一つということで、そう考えれば、退屈な見積りも少しは面白くなるか、な?
去年の痛手の一因は、見積り誤りとも言えるし、反省を込めてお勉強。
ちなみに、去年の見積り:実績は…10%超過でした…。


(マコネルといえば、『ソフトウエア開発プロフェッショナル』が積ん読になってる…。これも今年の課題つーことで>自分)