ネットワーク社会の深層構造
通勤時に本を読む習慣を5年ぶりに復活させたら、思ったより早く1冊を読破するようになりました。
ということで既に1週間前に読んだ本のことを。
ネットワーク社会の深層構造―「薄口」の人間関係へ (中公新書)
- 作者: 江下雅之
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2000/01
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 97回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
ちょっと古い本で論旨に新鮮味はないけど、
まだまだ現代を読み解く視点としては有効かなぁと思いました。
その中でココロに残ったことは、
- バーチャルコミュニティは、インターネットが現れる前から存在していた(メディア、出版、無線、ポケベル、伝言ダイヤルなどなど)
- 技術がネットワークを生むのではなく、ネットワークを受け入れる下地(ライフスタイル)があって、手段としての技術が受け入れられネットワーク化が促進される
- その時代時代に生きる人にとって”現代はいつも激動期”
といったとこでしょうか。
そして一番ココロに残ったのは、
- 満員電車で他人と身体を密接するとき、普通、人は「儀礼的無関心」という態度をとる。そのように距離自体が人間関係に何らかのメッセージを持っているが、ネットワークではその距離感が存在しない
みたいなとこでした。
確かに、ネット上のコミュニケーションで”距離”を表現することはできませんもんねぇ。
よく、文字だけの情報では、対面で話すときの情報の1割以下しか伝わらない、
と言われますけど、こういう”距離”が持つ情報も抜け落ちてるわけですな。
じゃあ、メールなどで(笑)とか(泣)とか(´・ω・`)とか書くように、
”(距離1m)”って付けてみるとか。
…。
相変わらずイケてませんw>俺