ネットワーク社会の深層構造


通勤時に本を読む習慣を5年ぶりに復活させたら、思ったより早く1冊を読破するようになりました。
ということで既に1週間前に読んだ本のことを。


ネットワーク社会の深層構造―「薄口」の人間関係へ (中公新書)

ネットワーク社会の深層構造―「薄口」の人間関係へ (中公新書)


ちょっと古い本で論旨に新鮮味はないけど、
まだまだ現代を読み解く視点としては有効かなぁと思いました。


その中でココロに残ったことは、

  • バーチャルコミュニティは、インターネットが現れる前から存在していた(メディア、出版、無線、ポケベル、伝言ダイヤルなどなど)
  • 技術がネットワークを生むのではなく、ネットワークを受け入れる下地(ライフスタイル)があって、手段としての技術が受け入れられネットワーク化が促進される
  • その時代時代に生きる人にとって”現代はいつも激動期”

といったとこでしょうか。


そして一番ココロに残ったのは、

  • 満員電車で他人と身体を密接するとき、普通、人は「儀礼的無関心」という態度をとる。そのように距離自体が人間関係に何らかのメッセージを持っているが、ネットワークではその距離感が存在しない


みたいなとこでした。
確かに、ネット上のコミュニケーションで”距離”を表現することはできませんもんねぇ。
よく、文字だけの情報では、対面で話すときの情報の1割以下しか伝わらない、
と言われますけど、こういう”距離”が持つ情報も抜け落ちてるわけですな。


じゃあ、メールなどで(笑)とか(泣)とか(´・ω・`)とか書くように、
”(距離1m)”って付けてみるとか。


…。
相変わらずイケてませんw>俺